Laravel PHP プログラミング

Laravelでのstripe connect(Express)がより便利になっていた件

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今年もアドベントカレンダーの季節がやってまいりましたね。
僭越ながら「JP_Stripes Advent Calendar 2022」8日目を書かせて頂きます!

とは言うもののStripeについて最近記事を書いていませんでした。
使っていなかったのかといえば逆で、よく使っていました!
なぜ書いていなかったのかと言い訳させてもらうと、組み込みのハードルが低くてブログで書く程の苦労をしていなかったからです。
これはすごい事だな〜と思います。
例を1つ上げさてもらうと、かなり前に書いたブログでプラットフォーム作成の為にStripe Connectの実装をLaravelで頑張りましたといった内容を書いたのですが、これもそこまで頑張らなくてもできる様になってきました。
実装自体は頑張らなくてもできるのですが、Stripe内でプラットフォームを作成した場合にどの様な仕組みになっているかの理解はしておく必要はあります。
言い換えると決済でプラットフォームを使った顧客の販売や口座の管理の仕組みのハードルが低いと言っているのと同じになります!

とりわけ最近よく使っているconnectについて書かせて頂きます。

connectのアカウントタイプには3つの種類があります。
※connectとは
簡単にご説明すると親ユーザー(自分)の下に子ユーザーを作り、子ユーザーがStripeを通じて得た収益の一部を親ユーザーに手数料の様な形で入金をする仕組みになります。
親ユーザーに紐付いた子ユーザーを作成するのがコネクトです!
単発決済やサブスクリプション決済の両方でコネクトは利用できます。

1,Standard

Stripe側が用意してくれているフォームを使って子アカウントの作成ができます。
子アカウントは、子アカウントでStripeの利用アカウントを作成する形になります。
便利なところは、こちらで面倒なフォームや管理画面を用意する必要がない事です。
不便なところは子アカウントの銀行口座への入金タイミングや比率を親アカウントで変更ができません、
また、管理画面のカスタマイズもできません。

2,Custom

Standardと逆で、フォームや管理画面をStripeのelementsを使って自由に作る事ができます。
カスタマイズが自由です、また子アカウントはStripeの利用アカウントを作成するわけではありませんので子アカウントの銀行口座への入金タイミングなどは親アカウントが管理できます。
不便というか大変なところは自由にカスタマイズできる反面、管理する画面をすべて作成する必要がある事です。

3,Express

StandardとCustomのいいとこどりです。
前までは日本対応されておらず使えなかったのですが、今は日本も対応しています。
子アカウントはStripeの利用アカウントを作成するわけではありませんので子アカウントの銀行口座への入金タイミングなどは親アカウントが管理できます。
また、多少が管理画面をカスタマイズする事もできます。
Customほど自由にカスタマイズはできませんが、画面デザインもシンプルなものとなり、気にならない様になっています。

この中で個人的におすすめはExpressです。

①実装ハードルがかなり低い上です。

今はもっと書き方工夫できると思いますが、かなり前に書いたブログでStandardのconnect部分のサーバーサイドの実装を40行位使っていました。
最近書いているExpressだとかなり省略できます。

②安心です

connectで親アカウントに紐付いて子アカウントに対してStripeがカード情報や金額などを管理できる管理画面を用意してくれます。
Stripeはかなりセキュアなので、下手に自分で作成するよりも安全なシステムを使う事ができます。

連日、金融機関や病院などがサイバー攻撃を受けて身代金を要求されたり、情報流出しているのを見るとなかなか手を出しにくい決済プラットフォームですが
適切な表現ではありませんが、Stripeに丸投げできるのは正直安心です。

余談ですが、とりわけ決済系のセキュリティについては実装する側も、システムを発注する側もとても不安になる部分であると思います。
細かい根拠を説明するよりも、システム屋としての営業文句に近いものになりますが、
「Stripeというユニコーン企業がカードや口座について管理してくれています。」
といった方が安心してもらえたりもします!

③入金タイミングを管理側で行えて便利です

Expressを使った場合、Standardではできない、子アカウントの設定している銀行口座への入金タイミングを親アカウントで設定する事ができます。
これは、クライアントに結構喜んで頂いている機能になります。
商品にもよりますが、販売をする上でつきまとうのが返品などによる返金です。
銀行口座にすでに金額が移動してしまっているとStripe上でするか別でするかなど、店舗との兼ね合いで返金が正直面倒になってくるのですが、銀行口座への送金のタイミングを設定する事ができるので
返品のタイミングを踏まえて送金タイミングを設定しておけるので、Expressでこの問題は解決できます。

この様に、Stripeを使うと実装や管理、セキュリティ方面を頑張らなくてもよくなります。
かなり前ですが、最近SNSを買収するなど何かと話題の実業家さんが設立した決済を使ってプラットフォームを作成したときは、もうしたくないと思うほど大変だった思い出があります。

長くなりましたが、以上がStripe関連のブログを書かなくてなっていた長い長い言い訳になりますw

今までプラットフォーム系は対応してこなかった方も一度、Stripeで実装してみる事をおすすめします!
思いの他、便利で仕事の幅が広がるかもしれません。

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